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肥満度は体重だけでは分からない。BMI・体脂肪率・腹囲で正しく判定する方法体重管理

肥満度は体重だけでは分からない。BMI・体脂肪率・腹囲で正しく判定する方法

肥満度は「体重kg÷身長m²」で出すBMIで判定し、日本ではBMI25以上が肥満です。体重と標準体重の差から出す肥満度(%)の計算式や、BMIだけでは見抜けない隠れ肥満を体脂肪率・腹囲で判定する方法まで、肥満度の出し方をまとめて解説します。

diet-app.jp 編集部·2026-06-16·7分で読める

肥満度は「体重kg÷身長m²」で出すBMIで判定し、日本ではBMI25以上が肥満です。体重と標準体重の差から出す肥満度(%)の計算式や、BMIだけでは見抜けない隠れ肥満を体脂肪率・腹囲で判定する方法まで、肥満度の出し方をまとめて解説します。

肥満度はBMI(体重kg÷身長m²)で判定し、日本ではBMI25以上を肥満とします。ただしBMIは筋肉と脂肪を区別できないため、正確に肥満を判断するには体脂肪率と腹囲も合わせて見ることが必要です。

「自分は肥満なのか、それとも標準なのか」を体重計の数字だけで判断するのは難しいものです。肥満度には複数の出し方があり、目的に合わせて使い分けると、自分の体型を正しく評価できます。

肥満度とは

肥満度とは、体に脂肪がどれだけ過剰に蓄積しているかを示す指標です。最も一般的なのはBMI(Body Mass Index)で、体重と身長から算出します。日本ではこのBMIをもとに肥満かどうかを判定します。

肥満度には、BMIで判定する方法と、標準体重との差を割合(%)で出す方法の2つがあります。どちらも体重と身長から計算でき、特別な機器は必要ありません。

肥満度(BMI)の計算方法と判定基準

BMIは「体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)」で計算します。身長はcmではなくm(メートル)で計算する点に注意します。

  • 身長158cmで体重55kg:55 ÷ 1.58 ÷ 1.58 = 22.0
  • 身長165cmで体重65kg:65 ÷ 1.65 ÷ 1.65 = 23.9
  • 身長170cmで体重75kg:75 ÷ 1.70 ÷ 1.70 = 26.0

日本肥満学会の判定基準は次のとおりです。WHO(世界保健機関)はBMI30以上を肥満とし、日本のほうが厳しい基準になっています。

BMI判定
18.5未満低体重(やせ)
18.5〜25未満普通体重
25〜30未満肥満(1度)
30〜35未満肥満(2度)
35以上肥満(3度以上)

身長・体重・年齢を入れるだけなら、BMI・肥満度診断ツールで計算が一瞬で終わります。同年代の平均と比べたい場合は平均体重計算ツールも使えます。

肥満度をパーセント(%)で出す計算式

肥満度は、標準体重からどれだけ離れているかを割合で表すこともできます。計算式は「肥満度(%)=(実測体重 − 標準体重)÷ 標準体重 × 100」です。

標準体重は「身長(m)× 身長(m)× 22」で求めます。BMI22が最も病気になりにくいとされる数値だからです(日本肥満学会)。

例えば身長160cm・体重70kgの場合、標準体重は1.6×1.6×22=約56.3kg。肥満度は(70−56.3)÷56.3×100=約+24%となります。

肥満度(%)の判定区分
やせ-10%
−10%未満
普通10%
−10〜+10%
肥満傾向20%
+10〜+20%
肥満20%
+20%以上

一般に、−10〜+10%が普通、+20%以上が肥満と判定されます。BMIの数字がイメージしにくい人は、この「標準体重から何%ずれているか」で考えるとわかりやすくなります。

なぜBMIだけでは肥満を正しく判定できないのか

BMIは体重と身長だけを使うため、その重さが筋肉なのか脂肪なのかを区別できません。筋肉量が多い人はBMIが高く出て、運動不足で脂肪が多い人はBMIが低めに出ることがあります。

Romero-Corral A ら(International Journal of Obesity, 2008)の研究では、BMIで「肥満」と判定された人の約50%が体脂肪率では正常〜境界だった一方、BMIが正常の人の29%は体脂肪率で見ると肥満に相当しました。つまりBMIだけを見ると、肥満を過大にも過小にも判定してしまいます。BMIが信頼しきれない理由はBMI25は太りすぎとは限らない理由で詳しく解説しています。

体脂肪率と腹囲で「隠れ肥満」を見抜く

BMIが正常でも体脂肪が多い状態を「隠れ肥満(スキニーファット)」と呼びます。体脂肪率は、女性30%以上・男性25%以上が肥満の目安です。BMIが標準でもこの値を超えていれば、脂肪が過剰な状態です。

もう一つの指標が腹囲(へその高さの胴回り)です。日本ではメタボリックシンドロームの基準として、男性85cm・女性90cm以上が内臓脂肪の蓄積サインとされています。日本人はBMIが正常でも内臓脂肪が多い傾向があり、見た目が細くても油断できません。詳しくは痩せていても内臓脂肪が多い日本人の特徴と、標準体重なのに隠れ肥満になる理由で解説しています。

この記事のまとめ

  • 肥満度はBMI(体重kg÷身長m²)で判定し、日本ではBMI25以上が肥満になる
  • 肥満度はパーセントでも出せる。式は「(実測体重−標準体重)÷標準体重×100」で、+20%以上が肥満
  • 標準体重は「身長(m)²×22」で計算でき、BMI22が最も病気になりにくい
  • BMIは筋肉と脂肪を区別できないため、約50%は肥満判定が実態とずれる
  • 体脂肪率(女性30%・男性25%以上)と腹囲(男性85cm・女性90cm以上)を合わせると隠れ肥満も見抜ける

q: 肥満度はどうやって計算しますか?

a: 最も一般的なのはBMIで、「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算します。日本ではBMI25以上が肥満です。もう一つの方法は標準体重との差を割合で出す方法で、「(実測体重−標準体重)÷標準体重×100」で求め、+20%以上が肥満と判定されます。

q: 自分が肥満かどうかはBMIだけで判断していいですか?

a: BMIだけでは不十分です。BMIは筋肉と脂肪を区別できないため、筋肉質な人を肥満と誤判定したり、隠れ肥満を見逃したりします。体脂肪率(女性30%・男性25%以上)と腹囲(男性85cm・女性90cm以上)も合わせて判断すると、より正確に肥満度を評価できます。

q: 肥満度のパーセント表示はどう見ればいいですか?

a: 標準体重を基準に、−10〜+10%が普通、+10〜+20%が肥満傾向、+20%以上が肥満、−10%未満がやせと判定します。標準体重は「身長(m)²×22」で計算します。BMIの数字がわかりにくい場合に、自分が標準から何%離れているかを把握する目安になります。

※ 本記事の情報は一般的な健康・栄養知識の提供を目的としており、医療アドバイスの代替となるものではありません。 持病や治療中の方は、必ず医師・専門家にご相談ください。 本記事は編集ポリシーに基づき、一次情報と照合のうえ制作しています。

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