日本人女性30代の平均体重は53.9kg、男性は69.9kgです(厚生労働省 令和5年 国民健康・栄養調査)。ただし平均体重は健康的な体重ではなく統計上の中央値にすぎません。年齢別・男女別の平均体重と、痩せるべきかを判断する標準体重の見方を解説します。
日本人女性の30代の平均体重は53.9kg、男性は69.9kgです(厚生労働省「令和5年 国民健康・栄養調査」第14表)。ただし平均体重は「健康的な体重」ではなく、あくまで統計上の真ん中の値です。自分が痩せるべきかどうかは、平均ではなく標準体重(BMI22)とBMIで判断します。
「自分は平均より重いのだろうか」と気になったとき、まず知っておきたいのは、平均体重・標準体重・理想体重はそれぞれ別の指標だということです。ここを混同すると、健康的なのに「太っている」と思い込んだり、逆に痩せすぎを見逃したりします。
平均体重とは何か
平均体重とは、ある集団(年齢・性別)の体重を統計的に平均した値です。日本では厚生労働省の国民健康・栄養調査で年齢・性別ごとに公表されています。
平均体重は「みんなの真ん中」を示すだけで、健康の目標値ではありません。例えば平均体重が年々増えている集団では、平均に合わせること自体が必ずしも健康的とは限らないのです。自分の体重が平均より重いか軽いかは、平均体重計算ツールで年齢・身長を入力するとすぐに確認できます。
年齢別の平均体重はどれくらいか
年齢別の平均体重は、厚生労働省「令和5年 国民健康・栄養調査」第14表の年齢階級別の平均値で、以下のとおりです(20代は20〜29歳、30代は30〜39歳、以降も10歳刻み)。
| 年代 | 女性の平均体重 | 男性の平均体重 |
|---|---|---|
| 20代 | 52.1kg | 65.9kg |
| 30代 | 53.9kg | 69.9kg |
| 40代 | 55.8kg | 70.4kg |
| 50代 | 56.4kg | 70.3kg |
| 60代 | 55.0kg | 68.6kg |
女性は50代、男性は40代がもっとも重く、男女とも60代以降は減少します。これは加齢で基礎代謝が下がり脂肪がつきやすくなる一方、高齢になると筋肉量と食事量が減るためです。
男性の平均体重は年齢別にどれくらいか
男性の平均体重は、20代で65.9kg、30代で69.9kg、40代で70.4kgです(厚生労働省 令和5年)。40代がもっとも重く、50代は70.3kgとほぼ同じで、60代以降は減少します。
上の表のとおり、男性の平均体重は各年代で女性より13〜16kg重くなります。これは骨格と筋肉量の差が主な理由で、男性のほうが基礎代謝が高い分、同じ身長でも体重が重くなりやすいためです。男性も「平均体重より重い=太っている」ではなく、太っているかどうかはBMI25以上かどうかで判断します。
自分の身長・年齢・性別から平均体重と標準体重を出したい場合は、平均体重計算ツールに入力すると、男性・女性それぞれの平均との差がすぐにわかります。
平均体重と標準体重はどう違うのか
標準体重とは、BMI22から計算する、医学的に最も病気になりにくいとされる体重です。計算式は「身長(m)² × 22」です。
例えば身長158cmなら 1.58² × 22 = 約54.9kg、170cmなら約63.6kgが標準体重です。平均体重が統計値であるのに対し、標準体重は健康リスクが最も低い目標値である点が違います。ダイエットの目安にするなら、平均体重ではなく標準体重を基準にするのが適切です。
一方、理想体重は見た目や美容目標に基づく主観的な体重で、標準体重より軽く設定されがちです。極端に低い理想体重を目標にすると、健康を損なうリスクがあります。
自分の体重は平均より重い。太っているのか
平均より重くても、太っているとは限りません。筋肉量が多い人や身長が高い人は、平均体重を上回っても体脂肪は適正な場合があります。
太っているかどうかは、平均との比較ではなくBMI(体重kg÷身長m²)で判定します。日本ではBMI25以上が「肥満」です。自分のBMIと肥満度はBMI・肥満度診断ツールで確認できます。BMIと標準体重の正しい見方はBMI・肥満度・標準体重の記事でも詳しく解説しています。
なぜ30代から体重が増えるのか
30代から体重が増えやすくなる主な理由は、基礎代謝の低下です。基礎代謝は10代後半をピークに、加齢とともに少しずつ下がります。
若い頃と同じ食事量・運動量でも、消費カロリーが減るため少しずつ脂肪が蓄積します。さらに30代は仕事や育児で運動の時間が減り、筋肉量が落ちることで代謝低下に拍車がかかります。対策は、筋肉を維持する運動とタンパク質の摂取、そして自分の消費カロリーを把握することです。
この記事のまとめ
- 日本人の30代の平均体重は女性53.9kg・男性69.9kg(厚生労働省 令和5年)
- 平均体重は統計上の中央値で、健康的な体重を意味するわけではない
- 痩せるべきかどうかは平均ではなく標準体重(身長(m)²×22)とBMIで判断する
- 平均より重くても筋肉量が多ければ肥満とは限らず、肥満判定はBMI25以上
- 30代の体重増加は基礎代謝の低下が主因。筋肉維持と消費カロリーの把握が対策になる
Q. 30代女性の平均体重は何キロですか?
A. 厚生労働省の令和5年国民健康・栄養調査では、30代女性の平均体重は53.9kgです。ただしこれは統計上の平均値で、健康的な体重を示すものではありません。自分の標準体重は「身長(m)²×22」で計算でき、身長158cmなら約54.9kgです。
Q. 男性の平均体重は何キロですか?
A. 厚生労働省の令和5年国民健康・栄養調査では、男性の平均体重は20代65.9kg、30代69.9kg、40代70.4kg、50代70.3kg、60代68.6kgです。40代がもっとも重く、60代以降は減ります。男性も平均との比較は目安にとどめ、肥満かどうかはBMI25以上かで判断します。
Q. 平均体重より重いと太っているのですか?
A. 平均より重くても、筋肉量が多い場合や身長が高い場合は太っているとは限りません。太っているかどうかはBMI(体重kg÷身長m²)が25以上かどうかで判定します。平均体重との比較はあくまで目安にしましょう。
Q. 自分の平均体重(標準体重)はどう計算しますか?
A. 標準体重は「身長(m)²×22」で計算します。身長158cmなら約54.9kg、170cmなら約63.6kgです。年齢別・身長別の平均体重との比較は平均体重計算ツールで確認できます。
参考文献・出典
- 厚生労働省「令和5年 国民健康・栄養調査」第14表(www.e-stat.go.jp)