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有酸素運動でプロテインを飲むと太ると言われた。研究が示した正反対の事実

有酸素運動でプロテインを飲むと太ると言われた。研究が示した正反対の事実

有酸素運動をしている人がプロテインを飲むと太るという心配は不要だ。飲まない方が筋肉が落ちて代謝が下がり長期的に太りやすくなる。体重1kgあたり1.2gのタンパク質摂取で筋肉量を維持しながら脂肪だけを効果的に落とすことができる。

diet-app.jp 編集部·2026-08-16·更新日 2026-08-22·6分で読める

有酸素運動をしている人がプロテインを飲むと太るという心配は不要だ。飲まない方が筋肉が落ちて代謝が下がり長期的に太りやすくなる。体重1kgあたり1.2gのタンパク質摂取で筋肉量を維持しながら脂肪だけを効果的に落とすことができる。

有酸素運動をしている人がプロテインを飲むと太ると心配する必要はない。むしろ有酸素運動のみで筋肉へのケアをしないと、筋肉が落ちて代謝が下がり、長期的に太りやすい体になる。

なぜ「有酸素運動 + プロテイン = 太る」という誤解が生まれたか

この誤解は2つの思い込みが組み合わさって生まれる。

①プロテイン=筋肉を大きくするもの

プロテインは筋肉増強のサプリという印象が強い。「筋肉を大きくしたくない」「細くなりたい」という人が、プロテインを飲むと筋肉がついて太くなると誤解する。

しかしプロテインは単なるタンパク質だ。タンパク質はカロリーを持つが(1gあたり4kcal)、それ自体が特別に脂肪になりやすいわけではない。食事でサバや鶏むね肉を食べることと本質的に変わらない。

②有酸素運動では筋肉は必要ない

ランニングやウォーキングをメインにしている人は「筋肉はいらない」と考えがちだ。しかし筋肉量は基礎代謝と直結している。有酸素運動で筋肉が落ちると、消費カロリーが減って痩せにくくなる。

有酸素運動でタンパク質が不足すると何が起きるか

有酸素運動は主に脂肪と糖質をエネルギーとして使う。しかし長時間の有酸素運動や食事制限を伴う場合、体は筋肉を分解してエネルギーとして使い始める。

この現象を「カタボリック(異化)」という。特に以下の状況で起きやすい。

  • 食事制限しながら有酸素運動をしている
  • 空腹の状態で有酸素運動をしている
  • 1回の運動が60分を超えている
  • タンパク質の摂取量が1日60g未満

筋肉が落ちると基礎代謝が下がる。基礎代謝が下がると、同じ食事量でも太りやすくなる。短期間で体重は減っても、リバウンドしやすい体になってしまう。

2009年にJournal of Nutrition誌に掲載されたKrieger氏らのメタ分析では、タンパク質摂取量が多いほど体脂肪の減少が大きく、除脂肪体重(筋肉量)が維持されやすいことが示された。有酸素運動の有無に関わらず、タンパク質は「痩せながら筋肉を守る」ために必要だ。

有酸素運動とプロテインをどのように組み合わせればよいのか

タイミング:運動後30〜60分以内

有酸素運動後は筋肉のタンパク質合成が活発になる「ゴールデンタイム」だ。この時間帯にプロテインを摂取することで、筋肉の修復と維持がスムーズになる。筋トレとダイエットの組み合わせでは、運動後の栄養摂取について詳しく解説している。

量:20〜25g(プロテイン1杯分)

有酸素運動後のタンパク質補給として必要な量は、1回あたり20〜25g程度だ。これは水溶きのホエイプロテイン1杯に相当する。大量に飲む必要はない。

カロリー:ホエイプロテイン1杯は約100〜130kcal

「プロテインで太る」と心配する人は、プロテインが高カロリーだと思っている場合が多い。しかしホエイプロテイン(無糖タイプ)は1杯100〜130kcal程度だ。ご飯半膳以下のカロリーで、それが直接脂肪になることはない。問題になるのは、甘いフレーバーや大量の糖質が含まれるタイプを飲みすぎる場合だけだ。プロテインを飲むと太るは嘘か本当かでも詳しく解説している。

ランニングやウォーキングをしている人への具体的な目安

運動強度1日のタンパク質目標
ウォーキング(30分・週3回)体重×1.2g
ジョギング(30〜60分・週3回)体重×1.4g
本格的なランニング(1時間以上)体重×1.6〜1.8g
運動強度別 1日のタンパク質目標(体重×係数)
ウォーキング(30分・週3回)1.2
体重1kgあたり
ジョギング(30〜60分・週3回)1.4
体重1kgあたり
本格的なランニング(1時間以上)1.6
体重1kgあたり

体重60kgの場合、ジョギングをしているなら1日84g程度のタンパク質が目標になる。食事だけで摂りにくければ、プロテイン1杯で補うのが現実的だ。

Q. 有酸素運動だけしていますが、プロテインは必要ですか?

A. 必須ではありませんが、食事からのタンパク質が不足していると筋肉が落ちやすくなります。1日の食事で体重×1.2g以上のタンパク質が摂れているなら、プロテインは不要です。食事で足りない場合に補う形で使ってください。

Q. 有酸素運動後にプロテインを飲むと体重が増えますか?

A. 一時的に水分も含めて増えることがありますが、体脂肪として増加することはほとんどありません。筋肉が維持・増加することで体重が増えるのは正常なことで、体脂肪率は下がります。

Q. どのプロテインが有酸素運動に向いていますか?

A. ホエイプロテイン(無糖・低糖)が吸収が速く有酸素運動後に向いています。牛乳が苦手な場合はソイプロテインでも問題ありません。甘いフレーバーのものは糖質が多いものがあるので、成分表示で糖質10g未満のものを選ぶのが無難です。

この記事のまとめ

  • 有酸素運動中にプロテインを飲んでも、それ自体が脂肪になることはない
  • むしろタンパク質不足で筋肉が落ちると基礎代謝が下がり、長期的に太りやすくなる
  • 有酸素運動後30〜60分以内にプロテイン20〜25gを摂るのが理想的
  • ホエイプロテイン1杯は約100〜130kcalで、ご飯半膳以下のカロリーしかない
  • 食事でタンパク質が十分に摂れているなら、プロテインは不要

※ 本記事の情報は一般的な健康・栄養知識の提供を目的としており、医療アドバイスの代替となるものではありません。 持病や治療中の方は、必ず医師・専門家にご相談ください。 本記事は編集ポリシーに基づき、一次情報と照合のうえ制作しています。

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