フラフープでお腹が凹むのは、回し続けるあいだ腹部の体幹筋を休みなく使うためです。ヘルシンキ大学の研究では、1.5kgの加重フラフープを1日平均13分・6週間続けるとウエストが平均3.1cm減り、ウォーキング(0.7cm減)を大きく上回りました。
フラフープでお腹が凹むのはなぜか
フラフープでお腹が凹むのは、フープを落とさず回し続けるあいだ、腹部や腰回りの体幹の筋肉を休みなく使い続けるためです。ヘルシンキ大学の研究では、1日平均13分・6週間続けるとウエストが平均3cm減りました。
フラフープダイエットは本当に効果があるのか
ヘルシンキ大学(Yki-Järvinen教授らの研究グループ)が行ったランダム化比較試験が、医学誌「Obesity Facts」(2019年)に掲載されています。過体重の被験者55名(多くは女性)が、1.5kgの加重フラフープを6週間行う期間と、いつもより10分多く歩く期間を入れ替えて比較しました。
結果は明確でした。フラフープを行った期間はウエストが平均3.1cm減ったのに対し、ウォーキングでは0.7cm減にとどまりました(統計的に有意な差)。さらに腹部の脂肪が減り、体幹の筋肉量は増えました。
なぜフラフープはお腹に集中して効くのか
フープを落とさず回し続けるには、腹筋と腰回りの筋肉を絶え間なく収縮させ続ける必要があります。さらに1.5kgの加重が負荷を高めます。つまりフラフープは、楽しみながらお腹周りの筋肉を持続的に使う「有酸素運動と筋活動の組み合わせ」です。
腹部に効くという点は、内臓脂肪が気になる人にとって特に意味があります。
→ お腹の脂肪のしくみ:お腹だけ太る人に理由がある。ホルモンが内臓に脂肪を引き寄せる仕組み
フラフープは何分・どうやればいいのか
研究で効果が出たのは1日平均13分です。以下を目安にすると続けやすくなります。
- 11日10〜15分を目安に研究では平均13分で効果が出た
- 2左右どちらも回す片側だけだと筋肉の使い方が偏る
- 3加重タイプを選ぶ研究で使われたのは1.5kgの加重フープ
フラフープだけで痩せられるのか
フラフープはウエストや腹部脂肪に効きますが、研究でも体重そのものは大きく変わっていません。全身の減量を目指すなら、食事の見直しやウォーキングなどの有酸素運動と組み合わせることが必要です。
→ 歩き方で消費を増やす:毎日歩いても痩せない。速度・歩幅・姿勢を変えると消費カロリーが30〜50%増える理由
→ 運動の組み合わせ方:結局どの運動が一番痩せるのか。筋トレ・有酸素・HIIT、科学が出した最終答え
参考にした研究・資料
- Lahti J, et al. "Effects of Weighted Hula-Hooping Compared to Walking on Abdominal Fat, Trunk Muscularity, and Metabolic Parameters in Overweight Subjects: A Randomized Controlled Study" Obesity Facts, 2019. https://karger.com/ofa/article/12/4/385/239631
- University of Helsinki "Shape your waist using a weighted hula hoop" https://www.helsinki.fi/en/news/healthier-world/shape-your-waist-using-weighted-hula-hoop
よくある質問(Q&A)
Q. ウエストはどれくらい減りますか?
A. ヘルシンキ大学の研究では、1.5kgの加重フラフープを1日平均13分・6週間続けてウエストが平均3.1cm、人によっては最大8cm減りました。
Q. 普通の軽いフラフープでもいいですか?
A. 研究で使われたのは1.5kgの加重タイプです。一定の負荷が効果の一因と考えられるため、ダイエット目的なら加重フープが向いています。
Q. フラフープで体重は減りますか?
A. 研究では体重よりも腹部脂肪とウエストに効果が出ました。全身の体重を落とすには、食事や有酸素運動との併用が必要です。
この記事のまとめ
- フラフープでお腹が凹むのは、回し続けるあいだ体幹の筋肉を休みなく使うためである
- ヘルシンキ大学の研究で、1日平均13分・6週間でウエストが平均3.1cm減った
- 同じ期間のウォーキング(0.7cm減)を大きく上回り、腹部脂肪も減り体幹筋量が増えた
- 効果が出たのは1.5kgの加重フープで、1日10〜15分・左右両方回すのが目安
- 体重そのものを落とすには、食事や有酸素運動との組み合わせが必要